有給消化は無理&休むと周りの目が気になる‥根深い日本の企業風土

私は会社員の頃、平均すると年3回は海外に行ってました。
「はい?そんなの無理に決まってるでしょ…」
「予算もだけど、それ以前に会社休めないし、有給取れません」
そういうご意見はごもっともだと思います。

でもそれって本当なんでしょうか?
有給はあってもその年に全部消化するなんてありえない、上司や先輩が休んでないのに休み取るのは気まずい…
これ、超日本的な企業風土ですよね。いつまでたってもこの考え方、一番ダメだと思ってます。

海外だったらありえないです。休む権利があるのに、取れないって…なんだそれ?とればいいじゃん!ってなります(笑)

確かに外国と日本は違います。協調性や空気を読むことを大事にするところが日本の良さでもあるし、休みなく働いてきたことで日本らしい成長の仕方をしてきたのも事実です。

「休めない」んじゃなくて、「休まない」選択をしている

でももし、「休めないから旅行に行けない」っていう人がいるとしたら、休まないっていう選択を自分自身でしてるっていうことに気づくことも、大事じゃないかなと思うんです。

仕事が休めない→休まないという選択
有給取れない→取らないという選択

理由はさまざまだと思います。ただ、周りが取ってないからとか、誰も使ってないから、仕事が進まなくなるから…って。
本当に絶対に穴をあけられない状況はあるとは思います。
でも、はっきりいって9割以上が大丈夫です。
誤解をはばからずに言えば、世の中の仕事や会社は「自分」なんていなくても回っていきます。
いなかったらどうにかするもんです。どうにでもなります。それが会社であり仕事。
その人がいないから回らないくらいなら、そうなる組織が悪い。いない本人には責任ないですから。

いろんな理由づけをして休みを取ってないんです、結局のところ。

会社は自分がいなくてもまわるもの!自分の時間を大事にすることを優先する

「自分がいなくても会社は回る」
私はこれをすごくいい意味でとらえています。
仕事にプライドをもって、まじめに向き合っている人ほど、実際に突き付けられるとショックかもしれません。
でも、こういう風にとらえると、自分のやりたいことをやれる時間ができます。

会社でのキャラづくりは、思った以上に効果的

そして、旅行に行くためのコツをお伝えしたいと思います。
これから社会人になる人、転職したての人などには得に有効なこのコツ。
海外旅行いくキャラ、になる
はい、これだけです。

バカバカしくて拍子抜けでしょうか…スミマセン。

でも、私の経験上、これがものすごい効力を発揮しました。
特に日本のように、職場の空気を読むことが重要視され、上司や先輩やら、周りの人からどう思われるかを異常に気にする企業風土がある場合は、とても大事なことだと思います

実際、私は入社初年度から1週間の休み取ってスペイン行きました。
上司も先輩も誰もとってませんでした(笑) この神経の図太さよ…。

でもその年から、毎年秋ごろに1週間の休み取って海外に行くのを恒例にして、それを言っておく
「私旅行好きすぎてー…年一は絶対行くって決めてるんでそのために仕事してます!!!」とか。
あとはその代わりに夏休みを長期で取らないとか、バランスはとってました。
そして、気を遣ってるフリ=パフォーマンスもとっても重要。
「有給なんだから、権利なんだから当たり前だ!」っていう気持ちじゃなく、建前でもいいので「お休み頂きますね」みたいな。「先輩もやすみましょうよー」とか。
んで、ちゃんとお土産買ってくる、みたいな。

美しすぎるサグラダ・ファミリアの内部

前例がないなら、自分がパイオニアになればいいだけ!

休む人がいない、旅行行く人がいない。
だからって遠慮するのはもったいないです。

しつこいようですが、自分の人生、一度だけです!だれかが責任取ってくれるわけでもないし、どんなに会社に貢献&奉仕したって、いざとなればクビになることもあるし潰れることもある。
いつか‥なんて言ってたらそのいつかは来ないかもしれない。

休まないで貴重なチャンスを失うのか、それとも何としても時間を作っていくのか。
選択権は、全部自分にあります。
だったら、行きたいところ行きたいじゃないですか!

いつか行ってみたいと思っていた場所で、かけがえのない経験を得る。
思い切ってみたら、世界は広くって、新しい景色が見られるはず。
旅をしてそういう時間をたっくさん作って、楽しい時間を過ごす人が一人でも増えてほしいなぁと思っています。

鳥肌&感動で涙したサグラダ・ファミリア